6年生が模擬裁判をしました!~被告人は先生?~

6年生は、1月14日(木)にオンライン授業で裁判所の学習をしました。その続きとして、1月15日(金)の5校時に模擬裁判を行いました。模擬裁判を行うにあたっては、事前に裁判所からシナリオをいただいていました。裁判官、検察官、弁護士、証人、裁判員など、それぞれの役は子どもたちがなりました。注目の被告は・・・先生でした。先生たちの迫真の演技が素晴らしかったです。子どもたちも難しい言葉もあったと思いますが、テレビの場面を見るような真剣な裁判のシーンでした。・・・クラスごとではなく、クラスを3つに分けて3会場に分かれて行いました。

基本の設定は、電気店に被告が行き、電化製品を盗もうとして、それを見つけた店長を階段から突き飛ばしてけがをさせたというものでした。その事件に対して、証人や被告人に弁護人や検察官が質問をするという設定でした。

判決についてはシナリオがあるのではなく、証人や被告人、検察官の話をもとに、無罪か有罪かを理由をつけて決めました。しっかりとした根拠がなければ判決が出せないというのは、とてもいいシナリオだなと思いました。ちなみに、3つの模擬裁判所で行われた判決は、有罪1、無罪2でした。同じ設定なのに判決が分かれました。

今回のオンラインの裁判所見学も、模擬裁判も今年だからできた授業のあり方の一つでした。そして、コロナ禍でなくてもできる今後の学習スタイルだと思います。・・・5・6年生は何回かオンラインの授業に取り組んできました。そこで感じたことはどんなに環境が整っていても(パソコン、アプリ、ソフト、大型画面等のICT環境)、内容が伴わないと宝の持ち腐れということです。なぜ、ICTが有効なのか、そんな実践を5・6年生の取組から感じました。それは、子どもたちが意欲的に学習に取り組んでいたことです。子どもたちも素晴らしいですが、5・6年生の担任の先生方にも大きな拍手です!

【第1裁判所(6-1会場)】

【第2裁判所(6-2会場)】

【第3裁判所(6-3会場)】

  

・・・HPはできるだけ文が少なく簡潔に伝えることが大切ですが、興味ある実践だったので長くなってしまいました。