○自分の中の「いちばん」を伸ばして

＊朝，登校の旗振りをしていると６年の鈴木さん，５年の小池さん，３年のミンコイさんが「おはようございます」に合わせて，「おめでとうございます」のあいさつをしてくれました。きっと教室でも「おはよう」と「おめでとう」の声が入り交じったのではないでしょうか。

＊さあ，３学期が今日から始まります。始業式は１月１１日。「１」が３つも並んでちょっと気持ちが良いですね。冬休みに入る前，子供たちには，新しい年に向けてステキな夢を描き３学期登校してくださいとお願いをしました。「今年の目標」などをクラスで紹介し合ったクラスもあったことでしょう。どんな夢が教室に集まったのか気になります。

＊始業式「１」並びにちなんで「自分の中で１番だと思うことをさらに伸ばせる年にしてみませんか。」という話をしました。それは，「計算問題を解くスピード」でもいいし「スポーツ」でもいいし「友だちへの思いやり」といったものでもＯＫです。しかし，誰かとくらべるのではなく，自分の中での１番ということが肝心です。自分の中で１番良いところと思えることを更に伸ばしてほしいということです。

＊自分の良さは「個性」にも通じることがあると思っています。私たち教育者は「個性を伸ばす」ことはできますが「個性をつくる」ことはできません。今日の話は，自分の良さをあらためて意識して欲しい，自分を好きであって欲しい，さらに，大げさに言うと自分はかけがえのない存在であることに気がついて欲しいという想いからです。苦手なことを克服させる教育は大切ですが，得意なことを更に伸ばす教育はもっと大切だと思っています。

＊さて，この冬休み中，御家庭から学校に対して，大きな事故や病気という連絡はありませんでした。保護者の皆様，冬休みの間，子供たちの健やかな生活を支えていただきましてありがとうございました。新学期が始まりますが，コロナ感染者急増のニュースを目にする度にあらためて，私たち大人がまずは気を引き締めていかなくてはと感じずにはいられません。感染症のことを正しく恐れながら学校で出来ることにはしっかりと取り組んで参ります。引き続き，朝の健康チェック等御協力をいただきますがよろしくお願いします。

敷島小学校　校長　　竹野　貢造

2022年01月11日16時45分