TEL:055-277-2026 FAX:055-277-2206  〒400-0123 甲斐市島上条212

学校長より

本校の歴史と教育活動

 

 甲斐市立敷島小学校は、明治6年に中下条正授院本堂を仮校舎として中下条学校として創設されました。今年150周年の節目を迎える長い歴史と伝統のある学校です。詳しくは、ホームページの「学校の歴史」ページをご参照ください。校庭のシンボル「おおえのき」をはじめ、校地内の豊かな緑と、保護者や地域の皆様の学校に寄せる、温かく大きな期待に包まれて、地域と学校の伝統を大事にしながら、日々の教育活動に取り組んでいます。

 現学習指導要領が4年目に入ります。グローバル化や情報化など時代の要請をふまえ、全教科を通じた「主体的・対話的で深い学び」、「特別の教科 道徳」(道徳科)、英語学習の強化(中学年の「外国語活動」、高学年の「外国語科」)、プログラミング学習の充実、さらには、教育課程全体の理念や目標を社会と共有して「社会に開かれた教育課程」にしていくことが重要な視点です。まだまだコロナウイルス感染症対策を講じながら、どのように「主体的・対話的で深い学び」を実現させていくか、GIGAスクール構想に基づく、ICTを活用したわかりやすい授業の推進と効果的な活用方法について、さらに研究と実践を進めてまいります。また、令和4~5年度の2年間、山梨県教育委員会指定「NIE事業指定校」を受けております。「新聞を教育に」、効果的に活用しながら、児童の言語能力、情報処理力や創造性を高めることを目指していきたいと考えています。
 同様に、4年目を迎えた甲斐市ならびに甲斐市教育委員会の、第2次「創甲斐教育」推進大綱の理念のもと、学校として学びのあり方を模索し、学校教育目標の実現に向け、教育課程をどう編成し、どう実践していくかは、これからも大きな課題です。敷島小のめざす子ども像である「やさしく かしこく すこやかに」の実現のため、何をねらい、どのような内容を、どのような手立てで進めるか。また、その成果をどう見取り、次の教育の機会へどうつないでいくか。教育活動全体にわたる、計画・実施・評価・改善のたえまない営みを、学校経営の大切な視点として着実に歩みを進めていきたいと考えています。
 
 昨秋のサッカーVF甲府の天皇杯優勝、3月野球WBC日本代表の世界優勝、高校野球選抜甲子園における山梨学院高校の全国優勝など、児童も職員も地域も、大感動を目の当たりにし、勇気と希望をもらいました。「夢は正夢」です。AIに代表されるような技術革新が著しい令和の時代に生きる子どもたちが、夢と希望を持ち、未来に向かって力強く成長するよう、これまでの本校の数々の実践の成果を大切にするとともに、学習指導要領等の理念をふまえながら、全職員一丸となって教育活動を推進してまいります。
これからも敷島小教育へのご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。
                           

                          甲斐市立敷島小学校 校長 加藤 忍