福岡県みやま市の小学校において,小学1年生の男子児童が2月26日(月)の給食に提供されたおでんに入っていたウズラの卵をのどに詰まらせ窒息したという報道がありました。このような万が一に備え,児童が安心して給食が食べられるように,本校では各学級で窒息事故の防止について再度指導を行いました。ご家庭でも対処方法についてご確認ください。
〇 窒息事故の防止
- 食べ物は食べやすい大きさにして,よく噛んで食べること。
- 早食い競争などはしない。
〇 詰まった時の対処方法
・他の教職員に119番通報を依頼し直ちに次の方法で詰まった物の除去を試みる。
【背部叩打法】
体の小さい児童では,立膝の太ももがうつぶせにした児童のみぞおちを圧迫するようにして,児童の頭を低く,背中の真ん中を平手で何度も連続して叩く。なお腹部臓器を傷つけないように力を加減する。
【ハイムリッヒ法】(腹部突き上げ法)
体の大きい児童や大人の場合は,後ろから両腕を回し,みぞおちの下で片方の手を握り拳にして,腹部を上の方向に圧迫する。この方法が行えない場合は,横向きに寝かせるか,座って前かがみにして背部叩打法を試みる。