「自然災害から子どもたちの命を守る」

 自然災害や不測の事態が発生した際,子どもたちの命をいかに守り,安全に保護者のもとへ引き渡すかは,学校にとって極めて重要な課題の一つです。

 先日は,こうした緊急事態を想定し,児童を保護者へ安全かつ確実に引き渡すための「引渡し訓練」を実施しました。

 敷島小学校では,中学生のきょうだいが小学校に避難してきたうえで,きょうだい一緒に引き渡す訓練も行っています。緊急放送を受けて速やかに避難行動をとる児童たち,離れた場所から静かに行動する中学生たちの姿に,私たち教職員も大きな安心を覚えました。

 なかでも印象的だったのは,保護者への引渡しが非常に短時間でスムーズに行えたことです。保護者の皆さまの高い防災意識と,学校との連携へのご理解に,心から感謝申し上げます。

 緊急時には,学校のみでは対応しきれないことも多く,地域との連携が欠かせません。今後も学校運営協議会の皆さまのご意見を伺いながら,より安全で効果的な避難体制の構築に努めてまいります。