校長だより(No8)

*「つかれた~」「楽しかった。」どんな声とともに子供達は帰ったでしょうか。そして,帰りのバスの中で「毎日が修学旅行だといいなあ。」といっていたのは誰だったでしょうか。きっと,多くの子が同じ気持ちだったのだと思います。

*今回の修学旅行の目玉は「グル-プでの鎌倉散策」ではなかったでしょうか。この鎌倉散策を成功させるために子供達は多くの時間を費やしてきました。当日を迎えるまで苦労を重ねてきただけあってすべてのグルーが安全に見学をすることができました。

 

*散策中,少しのトラブルはあったかもしれませんが,それはケガや病気といったことではなく『いつか笑い話』になるものばかりだったことでしょう。またどのグループもメンバー内で仲違いといったことはありませんでした。子供達なりに励まし合いながら散策を行うことができたこと,協力できたことは大変素晴らしかったと思います。6年生にとってよい財産がまた一つできました。

 

*さて,修学旅行は宿舎で過ごす時間も子供達にとっては大きな意味があります。「なかなか眠れない」「朝は,4時頃に起きてしまった」「10分しか寝ていない(?)」などなど。それは単に枕が変わったからではなく「楽しくて,楽しくて仕方がない」ことのあらわれでしょう。友達の良さを再発見できた子も多かったことだと思います。

 

*バスの中での過ごし方も◎でした。『コロナ対策に関する約束事をみんなが守り,みんなで楽しく過ごそう,その為に自分も協力しよう』という気持ちが感じられました。バスレク係の奮闘やそれに協力する子供たちの頑張り,バスの中でも楽しい時間を共有することができました。ガイドさんの話もしっかりと聞くことができました。あらためて6年生の良いところをたくさん発見することができた気がしました。

 

*3日間,子供達はどんなことをつかんでくることができたのでしょうか。修学旅行の成果はこれからの生活にあらわれてくることでしょう。修学旅行の成否はそこにあるような気がしてなりません。