学びの様子【4年生・盲導犬についての講話】(21/10/12)

車椅子体験の次の週の12日(火),盲導犬ユーザーの白濱さんの講話をお聞きすることができました。

 

「弱視や目の見えない方はどのように道路を渡っているのか知っていますか?」

そんなことを聞かれて子ども達はいろいろと考えていました。実際には車の走る音を聞いて信号を判断しているとお話してくれました。聞いてみて初めて知る生活の工夫や苦労をたくさん教えていただき,とても貴重な経験ができました。

また,話をしながら白濱さんが実際に使っている様々な道具を見せてくださいました。

上下が分かるよう切れ込みの入っている本をみせてくれました。

 

目が見えていると上下が分からないというちょっとしたことも不便だと知り,「そうか上下が分からないな。すごい。」とちょっとした工夫に感動していました。そして目の見えない人の中には「弱視」という視力が弱い人もいるのでカラーで文字や写真も載っている本があるのだということも教えてもらいました。

普段見えていると,小さな壁が実はたくさんあることになかなか気がつきませんが,世の中にはたくさん工夫した道具があることを知る事が出来ました。

 

白濱さんのスマートフォンの読み上げ機能はすごい速さでしゃべりました。

耳をたくさん使うので速くても聴き取れるようになってくるのだそうです。

自宅の家電も色々音声機能を使っているそうです。お風呂の音声機能は子ども達も「うちもなります!」といって反応していましたが,どうして音声でなるのか,今回の講話を聞いてきっと理由が分かったことでしょう。

 

また最後に「目の見えない人を見掛けたら積極的に声をかけてくださいね。」と白濱さんからおはなしが有りました。

子ども達は,「もしかしたら困っているかもしれないし,車の音を聞いているかもしれないし声をかけるようにしたいと思いました。」と多くの子が書いてありました。

 

今日学んだことをいつか,どこかで使える場面が来た時に,ぜひ思い出して優しい気持ちで見ず知らずの困っている人にもあたたかな手を差し伸べられると良いなと思います。

2021年10月27日15時00分