甲斐っ子の宝(校長だよりNo36)

*甲斐市教育委員会と甲斐市小中学校生徒指導担当者会は平成27年度から,子供たちの生きる力を育み,社会で通用する力を身に付けることを目指して「甲斐っ子の宝」プロジェクトに取り組んでいます。

この取組は義務教育9年間を見通し,一貫性のある「生活規律」の指導を市内全小中学校が同じ歩調で行うもので,特に「整理整頓・清掃活動・あいさつ」という,基本的な生活習慣に重点を置いています。

「心をそろえる整理整頓・心を磨く清掃活動・心を伝えるさわやかなあいさつ」が甲斐市の子供たちの宝物となり,これまで以上に,子供たちが自分たちの生活に,自信や誇りを持つようになることを願っています。

 

*この取組の一環で「甲斐っ子の宝 ほめ言葉100選」というものがあります。これは,指導者側である私たち教職員の取組となります。ほめ言葉100選には【あいさつ編】【整理整頓編】【清掃編】【共通編】があります。

 

*例示されている100あるほめ言葉をどれだけ時と場に応じて使い分けられるのか,バリエーションの豊かさが試されているような気にいつもなります。

 

ほめ言葉はちょうど登山に例えられていて,すべてこなすと頂上にたどり着くように示されています。

試しに,自分の場合をチェックしてみたら,頂上を遥か上に見上げる2合目ほどでした。

まだまだ,名人にはほど遠く修行が必要なようです。「あの時の先生の言葉で救われた」とか「先生にかけてもらった言葉で人生が大きく変わった」なんて言ってもらえる境地に立ってみたいものです。

 

*12月となりました。

「師走」の文字通り我々教師も忙しく走りまわらなければならないようです。(実際には一年中駆け回っています)

学期末も近づき生活面も学習面も「充実していた」と一人ひとりが思えるようなこの一年の締めくくりが出来るよう過ごしていきたいと思います。その一方で,こうした学期末を迎える時間は心のたがが外れやすい時期でもあります。

「良いことはよい,ダメなものはダメ」というのは学校でも家庭においても同じことだと思います。

周りの雰囲気に左右されずに自分の心で判断して行動できる子供を共に育てていきましょう。