*ここに書いた項目の中でいじめに遭う可能性があるのはどんなタイプの子だと思いますか。
・動作がにぶい ・言葉(方言やイントネーション)が違う ・勉強ができる ・勉強ができない ・おとなしい ・うるさくて目立つ ・貧乏 ・金持ち ・すぐ泣く ・なかなか泣かない ・長所が多い ・短所が多い ・がまん強い ・がまんしない ・大人びている ・子供っぽい
*これは,ある本で紹介されたものですが,上であげた16項目のうち,いじめに遭う可能性のあるというのは16タイプだそうです。
前に担任した子供たちに同じことを聞いてみたことがあるのですが,クラスで一番多くチェックした子でも10項目が精一杯でした。ほとんどの子は3~5項目選んだだけでした。また,その時の子供たちの傾向としては予想通りですが「マイナスイメージ」のものを数多く選んでいました。
*「長所が多い・短所が多い」や「大人びている・子供っぽい」など考えてみると人間誰しもいずれかのタイプにあてはまりそうです。このことは何を意味するのでしょうか。本に書かれていたことをそのまま受けとめると,それは残念ながらほとんどの子がいじめの対象となる可能性があるということです。
「ある日突然・・・」とか「理由も分からないまま・・・」という最近のいじめに見られるケースでもあるようでちょっとこわい気もします。
*さて,「意地悪をされた方は,意地悪をした方よりも鮮明にその記憶が残っている」ということが多々あります。
前に,「自分がされていやだったこと」と「自分がしてしまったいやなこと」を書いてもらったことがあったのですが「されていやだったこと」の方が「してしまったこと」よりも数多く書かれていました。
クラス内の出来事ですので,これらは本来同数になりそうなものですが,担任してきた殆どのクラスで『されていやだったこと』の方が鮮明に記憶に残るという結果となりました。
おそらくこれは大人社会でも同じような傾向となるでしょう。
*子供が困ったり,悩んだりしていること,担任がつかみきれないこともたくさんあろうかと思います。
お家の方から見て何か気になることがありましたが遠慮なく相談をしてください。
個別懇談も今週は行っていますが,お子さんに関する相談はいつでもお受けいたします。
今後も子供たちのより良い成長に向けた話し合いの場がいつでも持てるようお願いします。