学校雑風景(校長だよりNo33)

☆言葉遣いの乱れ

*「親しき仲にも礼儀あり」という諺がありますが、家庭での言葉遣いはいかがでしょうか。

授業中はきちんとした言葉遣いができる子も,休み時間などは大人に対して聞いていて「ドキッ」とするようなことがあります。子供達の中には、乱暴な言葉の言い回しで会話をすることが仲の良さの証明であるかのような錯覚(!)を抱いている子もいるようですが,いくら親しみを持った大人であっても「時や場所」などはしっかりとわきまえられる人になってほしいと思います。

 

*図書室の司書,保健室の養護教諭,市の職員等に対する態度がきちんとしているかが,学校規範のバロメーターの一つであるような気がします。ですので,入室や退室を含め子供の態度がどうであるのか務めてモニタリングをしています。「概ね良好」という判断をしていますが,ソーシャルスキルの向上に学校でも家庭でも努めていきましょう。

 

☆反抗期?

*思春期にさしかかったこの時期の子供たちは、ややすると素直に親のいうことをきかない(きけない)時があります。全くかわいらしさのみじんも感じられない時もありますが、大人になるための通過点・通過儀礼と私たちの方が考えていくしかないかもしれませんね。

批判的に大人の行動を戒めるような言い方をするのもこの時期の子供の発達途上の特徴であるかもしれません。頭ごなしにいうだけではダメな時期にさしかかっていることを承知していなくてはならないようです。 

 

☆学習に関して

*来週には個別懇談もありますが「このままの成績で大丈夫でしょうか?」といった内容の相談を受けることがあります。学力だけに関していうならば日々机に向かう習慣が出来ているかどうかが1つの目安になると思います。

*落ちこぼれをなくす研究会(略して「落研」)の代表である岸本さんは,家庭での学習時間を「学年×10分」とその著書の中で語っています。(双葉東小では学年×10分+10分ですね。)

学習内容そのものよりもこうした姿勢(ある一定の時間を集中して過ごせる)が大切です。強制的に取り組ませることは出来ると思いますが,自分自身を突き動かすスイッチはその子しか持っていないのかもしれません。

CMの文句ではありませんが「やる気スイッチ」ONにしてあげたいものです。