これに尽きます(運動会モードの中で)校長だよりNo22

*2学期が始まり10日間ほど経ちました。

「運動会モード」の象徴である運動会特別日課は14日からですが,多くの学年が運動会の取組を始めています。その中にあって6年生だけはその密度が違います。

応援を考えたり,色組活動の内容を考えたり,運動会を中心として忙しく日々を過ごしています。

6年担任を何度か経験している私から見ると運動会を控えた6年生の忙しさは「いたって当たり前」の風景なのですが,子供たちにしてみれば当然初めてのことで戸惑っている子もいるかもしれません。

それでも全校のリ―ダーとして活躍出来る絶好の機会であることには違いありません。

「立場が人をつくる」ことを期待して今日も6年ならではの活動に取り組んでいます。

 

*運動会で6年生は5年生とともに表現運動を演技します。

私の立場で言うのも何ですが,高学年の演技は運動会の華の一つであると思っています。

「その学校の実力は,高学年を見れば分かる。」

と言った人がいましたが,この言葉はあながち的外れではないような気がします。

それだけに運動会という大きな行事の中で高学年である5・6年生がどんな活躍を見せられるのかはとても大切なことだと思っています。

保護者の皆様には運動会の演技だけではなく,係活動など等運動会を支える働きぶりも御覧いただければ幸いです。

運動会は当然「本番」を参観していただくわけですが,子供たちにとってはその取組過程にも大きな意味が有ります。教科の学習のように「点数」でそれを評価することはできませんが,先人達がそうしてきたように「多くの時間をかけてまで行う価値ある行事」の一つです。

 

*話が少し逸れますが,1学期末で今年度の水泳学習を終了しました。

私は小学校時代には泳げなかったので「プールでの学習」は苦い思い出ばかりしかありません。

水泳の授業の時にはいつも「雨が降らないかな。」とか「熱が出ないかな。」とか願っていたものでした。

きっと,双葉東小の子供の中にも水泳学習に対してネガティブな想いを持っている子は少なからずいることでしょう。

今年はコロナ前の学習スタイルに戻したこともあったのでずいぶんとプールに入れる時間も確保できました。水泳は好き嫌いや得手不得手がハッキリとしているスポーツですので,学習を通して,目に見えて泳力が上がった子もいれば,反対に,残念ながら十分に力を伸ばしてあげることが出来なかった子もいます。

そしてその中には「水泳は苦手だけどイヤなことから逃げ出さずに立ち向かった」という子も多くいたことだと思います。

 

*「運動嫌い」な子にとっては「運動会特別日課」など「ありがた迷惑(!)」なだけかもしれませんね。しかし,これから先,自分にとって「苦手」とか「イヤだ」と思えることがたくさん出てくることでしょう。

何であれ「頑張り抜いた」という経験はきっとその子のなかで生かされることだと思います。どうぞお家の方も上手に声かけをしてあげてください。

運動などの技能に関する「上手な声かけ」のコツはいたってシンプルです。

 

『徹底的に褒める』これに尽きます。