本物か偽物か (校長だよりNo34)

*私事で恐縮ですが・・・。

1年前に父を亡くしました。その際,お世話になったお寺の御住職が「本物と偽物」という話をしてくださったのを思い出しました。

『お坊さんというのは医師や教師と違って,免許状がない。

よって,本物とそうでないものとの区別をすることが困難。

通夜式や告別式などお坊さんの所作を見れば意味は分からずともありがたみは感じるかもしれない。

ありがたみは感じるかもしれないが,本当のところは分からない。

だから当寺では通夜式・告別式等の儀礼について一つひとつ丁寧に説明を加えながら行う。

それをみてもらい本物であるか偽物であるのかを判断してもらいたい。』

 

*そんなお話をいただいた後に,通夜式から始まるいろいろな読経や所作,一つひとつの意味を賜りながら父をおくっていただきました。

 

*私たち教師は教員免許状を有しています。

「本物か偽物か」で言ったら本物です。

しかし,本物たる努力を怠ったら,それはもう・・・・・。

この学校に通う子供たちやその保護者の方には,双葉東小の教育に触れていただき,本物であることを感じ取ってもらう。

そんな研鑽を職員とともに積んでいきたいと思います。

 

*さて,11月16日は,外部の方を招いての研究会でした。

若手教師からベテラン教師までが,クロムブック(一人一台端末のことです)をどのように活用したら効果的な学習ができるのか,を学びました。

この端末を活用した授業については,経験豊富な教師であっても極端な話,一から新しいことを学んでいきます。

本物でいられるよう日々修行です。