校長だよりNo11

*長い習慣のせい?

 

*市内の学校は,コロナを正しく恐れつつ,日常の学校生活を少しでも取り戻そうとしています。その一つである音楽活動の再開については「校長だよりNo10」でもふれました。これまで何か物足りない感じがしていた朝の時間ですが,教室から子供たちの歌声が聞かれるようになりました。あらためて歌声って良いなぁという「学校らしさ」を感じました。

長い習慣に基づきますが,「朝の会と言えば元気な歌声」が自分の定番(!)だったからでしょう。

 

*体育の時間,クラブの時間,朝の草取り作業の時にこんなことがありました。マスクをつけて,跳んだり走ったりするのは容易なことではないので,身体を動かす際には,基本的には,熱中症対策としてマスクを外す指示を教師はしています。学年にもよりますが,担任から「息苦しくならないように,マスクを外しましょう。」といった声かけをしています。月曜日の朝の草取り作業の時にも,作業を始める前に,全校放送で「作業中は,マスクはつけなくて良いです。その代わりおしゃべりはしないようにしましょう。」と案内をしました。もちろん,その一方で,子供たちの中には,マスクを付けていたい人もいると思うので,それも認めています。

 

*「やったぁ,鬱陶しいマスクを外して身体が動かせる!」と多くの子が望んでいるのかと思いきや,意外や意外・・・・マスクをつけることを選ぶ子の方が多いのです。長いことマスクをつけることが習慣付いてきたためでしょうか?

 

*これからますます暑くなるので,マスクの着脱についてはその都度,確認して子供たちに指示していきます。学校は,熱中症対策を優先に考えます。単純に言えば,「コロナより命」となります。でももしかすると,「感染予防とは別に,マスクをつけていたいという」心理もはたらくのかもしれません。ここ数年の長い習慣のせいでしょうか。