校長だより(No6)

*『あたり前の行動』は,何も感染症対策に限ったことではありません。名前を呼ばれたら返事をする,挨拶をする,言葉遣いに気をつける,世の中のきまりを守る(学校にあっては『学校のきまり』)人に親切にする,自分を大切にする・・・・数え上げたらきりがありません。

学校雑風景

*4月が終わりました。新年度からはまだ一ヶ月ですが,2022年はもう三分の一が過ぎたことになります。早いものです。

 

*さて,「一年の計は元旦にあり」新しい年明けとともに,子供たちはどんな夢を描いていたのでしょうか。そして,その夢に向かって毎日過ごすことができているでしょうか。自分が子供の頃,そんなことは頭の片隅にも残っていなかったように思います。次の祝日はいつだろう(笑)などと考え,ゴールデンウィ-クも過ごしていたはずです。

 

*ここで一段ギアを切り替えてみませんか。そのためには,大人の導きが不可欠です。どうぞ,お子さんに元気の出る一言をお願いします。幸い(!)この一年はまだ三分の二も残っています。

 

*巷では「コロナ疲れ」「コロナ慣れ」などという言葉を耳にします。同時に『変異株』と言った言葉と共に,感染者が増えている、感染者数の高止まりというニュースを目にします。学校の過ごし方についても御心配をいただくことがあると思いますが,国が示す新しい生活様式,甲斐市が定めたマニュアルに沿って教育活動を進めていきます。あわせて「あたり前のことをあたり前にできる」子供を育てられるよう努めて参ります。

 

*『あたり前の行動』は,何も感染症対策に限ったことではありません。名前を呼ばれたら返事をする,挨拶をする,言葉遣いに気をつける,世の中のきまりを守る(学校にあっては『学校のきまり』)人に親切にする,自分を大切にする・・・・数え上げたらきりがありません。こうしたことを学ばせたり,諭したりしていきます。これは,学校で学ばせる分野もあれば,家庭が受け持つ部分もあると思っています。

 

*自転車の乗り方,お金の使い方,ゲームをする時の約束などは,家庭教育の範疇だと思っています。一方,集団で学びを共有する中で子供を成長させるのは,学校の得意分野だと思っています。しかし『あたり前の行動』の多くは学校とか家庭とか関係なく身につけさせたいものです。そういう意味でも保護者の皆様とは子供を中心として同じ方向を向いていたいと思います。少し気取った言い方をするならば,子供の教育に関して家庭とは同じベクトルを持っていたいと思います。