*6年教室にある日めくりカレンダーもいよいよ「卒業まであと1日」を示すことになりました。
いよいよ明日「卒業式」を迎えます。
卒業式の練習の多くは呼びかけと歌に費やされてきたことだと思いますが,「歩く」「座る」「お辞儀をする」「無駄に動かない(!)」などといった基本的な動作の練習もたくさん重ねてきました。
普段当たり前のようにしている「歩く」という動作もあらためて行ってみるとなかなか難しいようです。意識すればするほどその動きがぎこちなくなってしまうからです。
当日はお家の方をはじめ多くの方からの熱い視線を受けることでしょうが,出来る限り自然に堂々と振る舞えるようにさせたいものです。
*呼びかけについては「短いセリフだけど自分が担当したセリフなら誰にも負けない・・・」それぐらいにまで高めて欲しいと思ってきました。
日を追うごとに担任から出す注文も次第に増えてきているのでしょうが,6年間を締めくくる卒業式こそ最後の授業であり『最後の授業=最高の授業を!』という想いがそうさせているのだと思います。
そして「まだやれる」「この子の力はこんなものではないはずだ」という想いもそこにはあるのです。
*呼びかけでは,「恥ずかしさ」という自分自身が身にまとっている殻を打ち破ってほしいと願っています。しかし,主役を演じるのはあくまでも子供達であり,その子自身の心の内にこうした気持ちがわかない限りはどうすることもできません。
結局のところ,自分を変えていけるのは自分だけでしかないからです。
これは,単に大きな声を出せばよいということを言っているのではありません。
素晴らしい式とするために,自分自身が出来ること,集団として出来ることを,もう一度しっかりと意識してほしいのです。
*卒業式の前半は儀式的な色合いが濃い内容になっています。
その中にあって一番のメインプログラムはなんといっても証書授与の場面となります。
会場中央へ歩み出て担任の呼名に返事をして,学校長から証書を受け取り,再び自分の席に着くまでのわずかな時間,この晴れの式での主人公となるわけです。
これまでテストを返したり,出席を取ったりと様々な場面でクラスの子供達の名前を呼んできましたが,卒業式では担任は最高の呼名をするように努めることでしょう。
子供達の最高の返事を期待します。
*3月14日の3校時,初めて5年生と合同で練習をしました。
「1年後の自分の姿を想像して6年生の雄姿をしっかりと目に焼き付けておくように」と5年生には話し,
「今の5年生に簡単に追いつかれたり,追い抜かれたりするような目標にならないように」と6年生には話しました。
45分間の合同練習でしたが、大変質の高い時間を過ごすことが出来ました。
明日がすべての子供にとって佳き日となりますように