気持ち新たに(校長だよりNo39)

 

*朝,登校する子供に声をかけると「おはようございます」に続いて多くの子が「おめでとうございます」のあいさつをしてくれました。きっと教室でも「おはよう」と「おめでとう」の声が入り交じったのではないでしょうか。

*新しい年のスタートに先立ち,子供たちにはあらためて「自分の良さ」を大切にしてほしいと思います。

そして「自分の良さ」というのはその子の「個性」にも通じることがあると思っています。

私たち教育者は「個性を伸ばす」ことはできますが「個性をつくる」ことはできません。

子供たちには,自分の良さをあらためて意識して欲しい,自分を好きであって欲しい,さらに,大げさに言うと自分はかけがえのない存在であることに気がついて欲しいという想いからです。苦手なことを克服させる教育は大切ですが,得意なことを更に伸ばす教育はもっと大切だと思っています。

*年頭の誓いとして当然ながら多くの子が新年を迎えて前向きなことを目標にしたり、願ったりしたことでしょう。ただ『想う』ことを実現させていくためには大きな壁があるようです。『頭じゃぁ分かっているのに~』という経験は大人であっても多いことでしょう。(僕は相当あります)

「夢や目標は『現実』をひっくり返して『実現』させるもの」といった人がいましたが、なるほどなぁ~分かる気がします。

 

*さて,この冬休み中,御家庭から学校に対して,大きな事故や病気という連絡はありませんでした。休みに入る前に「体と心の健康を」と子供たちに向けて,話をしました。

保護者の皆様には,冬休みの間,子供たちの健やかな生活を支えていただきましてありがとうございました。新学期が始まりますが,自然災害や多くの事故・事件のニュースを目にする度にあらためて,私たち大人がまずは気を引き締めていかなくてはと感じずにはいられません。安心安全な学校であるためにしっかりと取り組んで参ります。

引き続き,「体と心の健康」について家庭での御協力をいただきますがよろしくお願いします。