昨年度もお伝えしましたが「うちの子がまだ帰ってきていません。」という御連絡をいただくことが年に数回あります。学校は,原則児童の下校時刻を過ぎて留め置くようなことはありません。
「うちの子がまだ帰ってきていません。」の多くは下校途中に友達の家により込んだとか道草しながら帰ったというのがほとんどでした。
幸い危険な目に遭ったということは起きていませんが,日の暮れも次第に早くなっていますので御家庭での声かけをお願いします。
11月1日より,冬季時間として下校時刻も午後4時10分になります。
あわせて3点ほどお願いやら確認を・・・
(1)子供たちの行動範囲が広がりについて
これは,どこの学校でも起こりうることです。しかし,保護者としてはずいぶんと心配をなされることであることには違いありません。学校として「ここまでは遊びに行っても良い」などという範囲を決めるわけにはいきません。また「自転車に乗ってどこまで行って良いのか」などという内容も大切な家庭教育の範疇ですので最終的には,お家での判断にゆだねることになります。
各家庭での決まり事もあろうかと思いますが,その日どこで何をしていたのかということだけはつかんでいてほしいと思います。なかには,『遊ぶ約束はしてないけど,学校に行けば誰かと遊べる』ということで校庭に出向いてくる子もいます。(これなら心配ないかもしれないのですが)
(2)遊びからの帰宅時刻について
学校としては,「愛の鐘」を家で聴けるように帰宅を促しています。
でももしかすると「うちは5時までに帰ればいい」「うちは6時まで」「うちは決まっていない」など各家庭で帰宅時刻のルールがまちまちなことがあるかもしれません。当然グループで遊んでいる場合などは子供たちにも戸惑いが生まれるかもしれません。学校の指導と同一歩調にしていただけるとありがたいです。
(3)金銭感覚について
経験上,友だちに「何かおごってもらったことがある」という子は,どのクラスにもきっと多いことかと思います。お金の貸し借りの経験についても,もしかすると少なくはないかもしれません。
仲の良い友だち同士であっても「お金の貸し借り」を容認する家庭はないかと思います。
時には,貸したのか,おごってあげたのかがうやむやになってしまったり,貸し借りした金額が食い違ってしまったりすることもあります。そしてそれがトラブルの原因になることも十分に考えられます。
自分自身もそうなのですが,『親の知らないところで・・・・・』と言うことがどうぞありませんように。
*学校でもそうですが,是非御家庭でも『ここまではいいけれど,ここは絶対に譲れない』という強さを持ち合わせてください。命に関わるようなことには親の権威を思いきり振りかざしてほしいと思います。
大切なことは,繰り返し,繰り返し。