子供の65%(校長だよりNo3)

*2018年のコンサルティングとテクノロジーで世界を牽引するIBMの報告書では,「子供の65%は将来,今存在しない仕事に就く」と発表しています。

 

この数字の裏付けや立証がどのようにされているのかは分かりませんが,少なくても,現在小学生の子供たちが,将来未知の職業に就く可能性は高いのだと思います。

*職業と言えば,最近「教員の世界も人手不足」といった趣旨の報道を職業がら良く耳にします。就業する絶対的な人口数の関係もあるのでしょうが,実のところ,もっと根が深い問題があるような気がします。

*あまり良い例えではありませんが,普段あまり人気の無い店が「閉店セール」などといって安売りセールなど実施しても集客は見込めないのだと思います。そこには,客にとってどこかワクワクするような感覚が生じないからです。

*ですから教員を増やすには,単に採用する条件を簡易にするとか,待遇面を改善するということではダメなような気がします。
子供たちから見て
「先生ってすごいんだなぁ」とか
「先生の仕事って楽しそうだなぁ」
と思えるような魅力が伝わらなければダメなのだと思います。
プロである教師が子供の前で難しい顔や疲れた顔だけを見せていてはどうにもならないというわけです。
プロであるため毎日が修行です。