8.8%+・・・(校長だよりNo43)

 *1月13日,文部科学省は「通常学級に発達障害のある児童生徒が8.8%在籍していると推定される」との調査結果を発表しました。あわせて「該当者のうち約7割が学校での支援対象から漏れている」という実態についても明らかにしました。

単純計算ではありますが,本校に置き換えると58人相当となります。

また,この見立ては教師によるものなので,「学校では問題無いけれど,家庭では・・・・」という子も少なからずいることでしょう。

 

*2月2日,山梨県立青少年センターで相談支援センターのチーフスクールカウンセラーを務めていらっしゃる保坂三雄先生のお話を聞く機会がありました。

児童相談所に長く勤められた経験豊富な先生の「どの子も安心して学び育つための支援はどうあるべきか。」というお話は得心のいくものばかりでした。

 

*特に印象に残ったのは次の2つのことです。

 「不登校とは,多様な要因・背景により,結果として不登校状態になっているということであり,その行為を『問題行動』と判断してはいけない。」

 「不登校支援のゴールは,狭い意味での学校復帰ではなく,最終的には『社会的自立』にある。」

 

*不登校や学業不振等にかかわらず,お子さんの心配ごとはどうぞお聞かせください。

一緒により良い成長につながるような話が出来れば幸いです。

 

*さて,山梨県では,今年度から「いじめや不登校,ヤングケアラー,発達」に関する相談等への支援を強化するために笛吹市に『相談支援センター』を開設しました。

本施設は学校関係者だけでは無く,児童やその保護者からの問い合わせにも応じてくれます。

相談は無料,匿名で,電話のみでの相談も出来るとのことです。

 

*子供の発達に関する相談であるならば

  055-263-4606(平日9:00~17:00)

 いじめ・不登校に関する相談であるならば

  0120-0-78310(24時間・365日・通話料無料)

  055-263-3711(24時間・365日)

必要があれば御利用を考えて見てください。