反応するということ(校長だよりNo41)

*小学校の教師は年間で約1000時間の授業をします。1000時間の授業で私たちは,いろいろなことを子供たちに学ばせていきます。

その内容は,漢字をおぼえるとか計算が出来るようになるとかいう知識に関するもの。

公平・公正などといった言葉に代表される道徳観に関するもの。

さらには,人と人との関わりを培う社会性などと実に多岐にわたっています。

*ところで人間は,一生のうちに実に多くの人と出会うことになります。

人と人とのつきあいの中で「反応する」というのはとても大切なことだと考えています。

ですから,学校生活の中で子供たちには「反応する」ことの大切さを身に付けさせたいと思っています。全国全ての教師は「友達を大切にしなさい」と子供たちを諭します。

では,授業の中で「友だちを大切にする」とは,どういうことを言うのでしょうか。

それは,友だちの考えや行動に対して何かしらの「反応」をまずはしていくことだと思っています。

この「反応」というのは,「僕も同じ考えだよ」とか「僕はちょっと違うんだけど・・・」などと相手に対して自分の考えを示していくことです。

双葉東小の子供たちには「反応するという姿勢」を学校だけではなく,普段の生活の中でも大事にしてほしいと思います。

*さて,教師である私自身はどうでしょうか。

おはよう,さようなら,(おやすみなさい)」から「いただきます」「ごちそうさま」「ありがとう」「たすかるよ」「すごいね」・・・・・出し惜しみしない習慣が自分にも身に付きますように。