*学年はじめの1週間は,やらなくてはならないことが山積になっています。その中でも一番大切なのは,学級のルールや組織をつくることです。小学校の教育が中学校などのそれとは決定的に違うのは,「子どもをまるごと見る」という発想であるかどうかという点だと思っています。
敷居は低く(校長だよりNo4)
*授業参観への来校,ありがとうございました。コロナ禍のもと分散型での参観を依頼したところですが御協力に感謝いたします。子供とともに保護者の皆様の様子も拝見いたしましたが,静かに参観をしていただけたことに重ねて感謝申し上げます。
*例年ですと,授業参観に引き続き家庭訪問を実施するところです。この家庭訪問を通じて1学期の早いうちにお子さんに関する個別な相談も承れるところですが,予定では個別懇談を6月に実施することとしています。お子さんのことで何か御心配な点などがありましたら、個別懇談を待たずに遠慮なく御相談ください。
*とかく,学校というのは「敷居が高い」というイメージをもたれがちですが,お子さんを共に教育する「共育者」同士ですのでお気軽にお声かけください。
学級を組織する
*学年はじめの1週間は,やらなくてはならないことが山積になっています。
その中でも一番大切なのは,学級のルールや組織をつくることです。
小学校の教育が中学校などのそれとは決定的に違うのは,「子どもをまるごと見る」という発想であるかどうかという点だと思っています。
ですから,給食の片づけ,掃除の仕方などといった些細なことも小学校では大切な教育内容のひとつになります。
クラスや担任がかわったばかりの時には特にこうした学級のルールは,始めにきちんと決めておかないとなりません。
例えば,
給食の時,どんな配膳の仕方をするのか?
テストが早く終わった人は何をやっていればよいのか?
教室掃除でごみ捨ては誰がするのか? などなど・・・。
こんな事でさえ,時には問題になってしまうことがあります。
それら一つ一つについて担任は,時間をかけて丁寧に子供たちと確認をしていきます。
「もし,担任が出張等で学級を一日留守にしたらどうなるか?」
こうした想定をして,朝の登校から下校までを考えるとどんなことを決めておけばよいかが取りあえず見えてきます。
これらは決して管理ではなく,あくまでも学級を住みやすいものにするためのルールです。