今年度最後の期末テストが行われました

2年生と1年生で期末テストが行われました。※3年生は,先週実施されました。

長い臨時休業から始まった今年度,慣れないことばかりの新しい生活様式に戸惑いながらも多くの生徒が元気に登校することができました。そして,迎えた今年度最後の定期テスト。進級後の自分を思い描きながら,これまで自分が取り組んできたことがどうであったのかを知る大切な2日間です。

いまは,点数を重ねることだけがすべてではないかもしれません。自分にあった勉強の仕方,わかり方,覚え方,それらを模索するべき時でしょうか。また,自分にとって「なぜ」勉強が必要なのか,何を本当に学びたいのか思案している人もいるはずです。

「人は学びたいものに出逢えれば,いつでも,どこでも,どんな時でも学ぶことができる。」戦後,焼け野原になった大阪で,私の祖父はそう感じたそうです。

当たり前のことが,当たり前でなくなった昨年。

ある意味において,戦地から復員してきたばかりの祖父が感じた失われた「当たり前」は,理由は違えども同じようなことであったのかもしれません。

好きな教科,そうでない教科があるかもしれません。でも,こうして毎日学校に通うことができて,一緒に考えてくれる仲間がいる。そして,一緒に学びを高めてくれる先生たちがいる。幸せなことかもしれません。そんな当たり前を「普通」だと感じられるようになる日は,決して遠くないはずです。あと少し,みんなで力を合わせて感染症対策に取り組みながら,私たちの学びを止めることなく共に歩み続けましょう。