笑顔いっぱいの餅つき

1月15日(水)

今日1年生は,餅つきの体験をしました。日本には稲作信仰というものがあり、稲は「稲魂」や「穀霊」が宿った神聖なものだと考え、崇められてきました。稲から採れる米は人々の生命力を強める神聖な食べ物であり、米をついて固める餅や、米から醸造される酒はとりわけ力が高いとされています。そこで、祝い事や特別な日であるハレの日に、餅つきをするようになりました。餅つきは一人ではできないため、皆の連帯感を高め、喜びを分かち合うという社会的意義もあります。そして、お正月には「鏡餅」、桃の節句には「菱餅」、端午の節句には「柏餅」というように、行事食としても定着していきました。とりわけ日本の行事文化の大黒柱であるお正月はお餅が重要な役割を果たすので、年末に餅つきをするようになったのです。本来は12月20日に予定をしていましたが,インフルエンザのまん延のため,今日になりました。生徒たちは心待ちにしていたようでした。「ヨイショ,ヨイショ」というかけ声のなか,餅つき体験をさせていただき,おいしくいただくことができました。

今回,1年生から「餅つきをしたい」との要望があり,地域の方々に相談したところ,餅米の提供から,用具や準備,さらに当日の指導まで快く引き受けていただきました。敷島北小のおやじの会,敷島地区民会議のメンバーの皆様方(新津 健 様,西山 豊 様,末木 永喜 様,雨宮 清一 様,石橋 浩二 様,新藤 哲二 様,下笹 俊彦 様,保延 昇一 様,内藤 昭規 様)には本当にお世話になりました。今回もそうですが,私たちは地域の方々に支えられていることを改めて感じることができました。笑顔いっぱいの餅つき体験となりました。本当にありがとうございました。