秋季大運動会が開催されました

   9月26日(土)に、今年度の秋季大運動会が行われました。小学校最大のイベントである運動会に向けて、子どもたちは9月8日(火)に特別日課がスタートしてから、毎日1~2時間、練習を積み重ねてきました。特別日課期間中は、天候にも恵まれ、練習計画は予定通り進み、前日にはどの演技も種目も、もう前日が本番当日でも良いんじゃないかと思えるほどに完成していて、あとは天気が味方をしてくれればという状態でした。ですが、このままさらっといってしまっては面白くないと神様は思ったのでしょうか。25日(金)の午後になって、雨が降ってきたのでした。

 前日の午後は、5・6年生の前日準備の時間でした。その時間で予定していた活動が色々とあったのですが、時間を追うごとに雨脚は強くなるばかり。明日の運動会は予定通りできるのだろうかと不安の中、当日を迎えるのでした。

 当日朝、雨は降っていませんでしたが、道路の濡れている様子から、夜通し雨が降っていたのだなと分かりました。これは校庭に大きな水たまりができていて、今日の運動会は延期になってしまうかもしれないという心配が頭をよぎりました。ですが、竜西小の校庭は前日からの雨ぐらいでは問題ありませんでした。芝の上はやや滑りやすい状況でしたが、水たまりもなければ、ぬかるんでいて競技に大きな影響を与えそうな様子も見られなかったのです。

    弱い雨が降ったりやんだりする中、子どもたちが登校してきました。子どもたちも今日ちゃんと運動会できるかなあと不安だったことでしょう。その後もそんな天候でしたが、コロナ禍で特設した受付に訪れる保護者の方々の人数もどんどん増え、子どもたちの準備も着々と進み、午前9時、いよいよ今年度の運動会はスタートしたのでした。

   入場行進からスタートした運動会。6年生のたてわり班長を先頭に、各色別班が大きく手を振って行進してきました。

   ゴーゴーゴーの歌をみんなで歌い、徐々に運動会への熱が高まっていきます。

 校長先生のお話。子どもたちは、練習した姿勢も意識しながら、しっかり聞くことができました。

 児童会長の話と誓いの言葉。さすが竜西小のリーダーたち。堂々と立派な姿でした。

 各色声を合わせて行った応援合戦からおわりの言葉へ。各色の気持ちが一つにまとまっていきました。

 全校で準備体操を行い、最初の競技。4年生のちびっこトルネードへ。今年の運動会はコロナ対応を徹底するため、大人数になりにくかったり、互いの接触があまりなかったりするように競技にも工夫が施されました。

 ちびっこトルネードは赤組の勝利。最後の2,3組目までどっちが勝ってもおかしくない接戦でした。

 次は、低学年表現運動のY.M.C.A。これが、1年生の小学校の運動会デビュー。1つ先輩になった2年生の子どもたちと一緒に一生懸命踊りました。隊形移動もあり、覚えるのが難しかったかもしれませんが、練習の成果がばっちり出ていました。

 次は、3年生のデカパンるんるん!これも赤組の勝利。白組4連覇を阻む可能性を秘めた、中学年の競技でした。

 続いて、2年生の大玉ころりん。終盤まで勝敗の分からない接戦でした。この種目は白組の勝利。ここから白組の逆襲が始まりました。

 次は、高学年表現運動のともにやってみよう。運動会種目の中で最も子どもたち同士の接触が多いものですが、人数を絞り、内容を精選し、それでも「運動会の華」とも言える表現運動を見応えのあるものにしたいという担当の思いに高学年の子どもたちが十分に応えたすばらしい組み立て体操でした。

 得点種目後半戦の最初は、1年生のチェッコリたまいれ。練習では1回に付き、10個玉が入れば多い方だったのですが、今回はたくさん入れることができました。また、踊る姿もかわいい1年生でした。結果、白組の勝利。この時点で、40対40の同点となり、残す5,6年生の競技結果に今年の運動会の勝敗が託されました。

 次は、5年生のGO! 5! リレー!各色2色の4色対抗でトラックを走ります。結果は白組が1,2フィニッシュの完全勝利。白組4連覇を阻むには、最後の種目である6年生のリレーで赤組が1,2フィニッシュをとることしかない状況になりました。

 最後の表現運動は、中学年のYOSAKOI2020。黒のTシャツに身を包み、揃いの鳴子を持ち惚れ惚れするような太鼓の音色とともに力強く踊りました。今年も4年生は3年生に踊りを教えに行きました。3年生の踊りの上達とともに4年生の先輩の意識も高まりました。2回連続で踊りましたが2回目の隊形移動ではシャッターチャンスを意識して、子どもたちはトラック上の参観者の皆さんの真ん前へ。子どもたちの移動に合わせて参観される皆さんも移動されている様子は、参観エリアの地区割りをしなかった今年度ならではの光景でした。

 

 いよいよ最後の種目。6年生のファイナルリレー2020。5年生と同じく4色対抗のリレーです。休み時間や放課後、毎日のようにバトンパスの練習を6年生の子どもたちはしていました。勝利にかける強い思いをどちらのクラスからもヒシヒシと感じていました。練習の成果を発揮してどちらのチームも必死にバトンをつなぎ、最後には赤組が接戦を制して1,2フィニッシュ。最後まで目の離せないこれこそが高学年リレーという見応えバッチリのすばらしいリレーでした。

 閉会式。60対60の同点優勝が発表され、各色リーダーが二人で1本の優勝旗を受け取りました40年近い本校の運動会の歴史の中で、同点優勝は今回が4回目。児童代表の感想発表やおわりの言葉まで、子どもたちの姿はとてもすばらしく、6年生を先頭に全校が切磋琢磨し、竜西小にまた新たな歴史の1ページを築いた今年度の運動会でした。

 保護者の皆様、練習期間の子どもたちへの様々なご支援、そして当日の子どもたちの頑張りへの温かい拍手をありがとうございました。