6年生の「戦争体験講話」。
講師の方は現在86歳。
当時小学校5年生の頃の体験を語ってくださいました。
神風が吹かず敗戦した日本。
多くの人を失ったけれど,
それはアメリカも同じ。
今も戦争が起きているが,
どうして大人達は何もよいことはないのに
こんなことをするんだろうと思う。
家を失った当時は疎開をした。
やったことのない農業もした。
それでも戦争は続き,爆撃もあった。
日本が負けて降伏したとき,
戦争が終わって安堵した。
食べ物はなく,兵隊さんに用意されるだけ。
お米もお菓子もケーキもない。
今は食べ物がたくさんあり,
それはとても幸せなことだと思う。
避難場所には人がたくさん。
ずっと遠くの東京の空が赤く見えるほど大きな火。
甲府にもそんなことがあった。一晩中燃えていた。
児童は真剣に耳を傾け,メモをし,
お話に聞き入っていました。
敗戦後築いてきた平和な暮らし。
これにおごらず,あぐらをかかず,
日々大切に生活を営んでいきたいと
切に願います。