竜王南小学校北館1階に「峡中地区ことばの教室」があります。入り口は北側になります。
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【峡中地区ことばの教室の運営と指導】
Ⅰ 教室の概要
1 名称 | 峡中地区ことばの教室 |
2 設置校 | 甲斐市立竜王南小学校 |
3 教室所在地 | 〒400-0115 山梨県甲斐市篠原1180番地 |
TEL:055-276-7635 FAX:055-276-7825 | |
4 設置校所在地 | 〒400-0115 山梨県甲斐市篠原1180番地 |
TEL:055-276-7171 FAX:055-279-1220 | |
5 設置年月 | 1976年(昭和51年)4月 |
Ⅱ 教育目標
1 通級指導教室の目標
ことばに問題があるために,学習や社会生活に支障をきたし,本来の力を十分に 発揮できない児童生徒に対して,その問 題の性質や程度を教育的に改善し,克服するための援助・指導を行い,より豊かな人間性の育成を図る。
2 通級指導教室の教育目標を達成するための基本方針
(1)ことばの障害やその背景をなす諸要因を的確に把握し,個々に応じた指導計画を作成して,効果的な指導を推し進 める。
(2)家庭や在籍校をはじめ,施設や地域社会との連絡を密にして,指導援助の一貫性を図る。
(3)より的確な教育的診断と適切な指導を行うために,医療機関や教育機関との連絡を密にする。
(4)教育相談,学校訪問などの充実をはかり,問題を持つ児童生徒の実態を把握するとともに,要求に応えられるような態勢をつくる。
(5)教材教具の工夫・活用により,より一層の指導効果を上げるように努める。
(6)言語障害児教育への理解を得るために,様々な啓発活動を行う。
3 指導の重点
(1)児童生徒の実態把握を十分に行い,指導方針や指導計画等をケース会議で検討・決定して,共通理解を図った上で指導する。
(2)専門医や教育関係者の診断・指導・助言・協力を求めて,指導の適正化を図り,効果を高める。
(3)個々の実態に応じた教材・教具を活用し,効果的な指導を展開する。
Ⅲ 指導の内容
1 対象児童生徒:峡中地区在住の,きこえやことばに関する指導が必要で,保護者が通級を希望する児童生徒
(1)構音障害(機能性構音障害・器質性構音障害・運動障害性構音障害)
(2)話し声の障害(音声障害)
(3)話しことばのリズムの障害(吃音,速話症など)
(4)ことばの発達の遅れ(言語発達遅滞)
(5)難聴に伴うことばの障害
(6)情緒的要因によることばの障害
(7)その他
2 指導内容
(1)言語に関する指導
・言語発達の促進(理解力,表現力,語彙力,構文力,読解力等)
・発声,発音の習得および改善
・発声発語器官(口唇,舌など)の運動調整
・話しことばの流暢性の改善
・言語についての基礎的事項の指導
(2)聴覚に関する指導
・聴覚学習指導-残された聴力を活用した音声・言語の受容,表現伝達の意欲と力の伸長
・耳鼻科疾患治療のための医療機関との連携
(3)心身の適応に関する援助と指導
・言語環境等の環境改善
・障害を受容し,克服する意欲ならびに学習への意欲の向上
・対人関係の改善とスムース化
(4)その他
・視知覚,感覚統合の促進
3 指導形態
(1)通級指導
・児童生徒の実態により異なるが,週1~8単位時間,1回40分~60分の指導を行う。
(2)個別指導
・個々の障害に応じるために,児童生徒と担当者との一対一の指導を行う。
(3)小集団指導
・学習内容の定着や小集団への適応の促進を目的に,必要に応じて小集団指導を行う。
(4)定期観察指導
・教育相談の結果,定期的な観察指導が必要と判断される児童生徒を対象に1~3ヶ月に1回程度行う。