2月19日(水)山梨日日新聞へ生徒の投稿が掲載されました

2月19日(水)の山梨日日新聞の「10代の意見」欄に、本校1年の渡辺さやかさんの投稿が載りました。体育の授業で、部活動について書いた素晴らしい文章です。

  苦しみ抜いた後 楽しめる人間に      (竜王北中1年・渡辺さやか)

◇イチロー選手が引退記者会見した時のある新聞の「引退・・・そして楽しむ野球へ」のコラムを読んで学んだことは、一つの出来事に対しての苦しみと楽しさのとらえ方です。これは、部活の時の私に通じると感じさせてくれました。試合の時、飯野先生はよく「自分の全力を出しきって、それでも相手が強いなら、その試合を楽しんでしまえばいい」と言います。

◇でも実際のところ、そんなことはできなくて、何とか勝とうと打開策を探り続けて、結局負けて、最後には楽しさなんでこれっぽっちも残らず終わります。私は試合で楽しむなんてことはできない。試合で負けた悔しさをかわすことなんできない。そう納得して、だとしたら、いつか楽しかった、と心から思えるように、今たくさん苦しめばいいんだ、と思えました。

◇イチロー選手や飯野先生が言うように、今純粋に試合を楽しめなくても、今はたくさん苦しんで、3年の引退で思うぞんぶん楽しむことができればそれで十分だろう、と思いました。イチロー選手は、「プロ野球でそれなりに苦しんだ人間でないと、趣味で野球を楽しむことはできない」と言っていました。ならば私も、今を苦しんで生きて、いずれ、全てを楽しめる人間になっていきたいと思います。