9月12日(土)紫龍祭が開催されました②

昨日(9/11)、紫龍祭が開催されました。

1・2年の演劇に続いて、吹奏楽部の演奏です。

 

次は展示です。例年は多目的ホールを使って様々な作品を展示するのですが、今回は、体育館内での展示となりました。一つ一つの作品の完成度が素晴らしく、また、バラエティーに富んでいました。先生方からの作品をもありました。

 

発表の最後は3年生の演劇です。1年生の時から素晴らしい演劇を披露していたので、期待は高まりました。

日本の子どもたちは、学校生活を送れることが当たり前です。しかし、ガーナでは学びたくても学ぶことができない多くの子供がいて、しかも過重労働を強いられ、病院にも行けず命を落とす子どもさえいます。そんな現実を突きつけ、劇は幕を閉じました。体育館の中の暑さはピークに達していましたが、そんな暑さの感覚がなくなるほどの圧巻の演劇を見せてくれました。劇の中に取り入れられたダンスの表現は、見る人全てを魅了しました。感動の演劇でした。

 

閉祭式

 

今の情勢の中で一体何ができるのか、迷いながら手探りで一つ一つを積み上げてきました。いろんなことが中止され縮小され、ともすれば、全てを投げ出したくなるような時もあったかも知れません。

今回は体育部門がなく、文化部門のみとなりましたが、生徒も教員も全員が腐ることなく、あきらめることなく、ひたすらに紫龍祭の成功に向けて頑張りました。この経験は、次への大きなステップとなったことでしょう。開祭宣言で生徒会長が言った「この状況に感謝し」というその言葉があまりにも強烈で、今も耳に残っています。いつかこの我慢が実を結び、果てない夢がちゃんと叶いますように。