6年生は、感謝の清掃活動を行いました。
流しや配膳台等、普段の掃除では、やりきれないところを中心に一生懸命取り組みました。
玄関のガラス窓も磨いてくれました。
6年生ありがとうございました。おかげで、とてもきれいになりました。
ところで話は変わりますが、本日3月11日は、8年前に、東日本大震災が
起こった日です。8年前本校に勤務していたのは、小生のみとなります。
当日私は、6年1組の担任として3階の6年1組教室で国語の授業をしていて、激しい揺れに見舞われました。
校庭に全校で避難した後、一旦は職員の付き添いによる集団下校が決まりました。
職員がそれぞれのクラスの子どもたちの所に戻り、説明を始めた矢先、余震が襲いました。
気分が悪くなるような横揺れが数十秒続きました。校長先生の元に再び職員が集まりました。
このままでは、余震の恐れがあり危険だと判断。「引き渡し」と決まりました。
子どもたちを、多目的室へ全員集め、総動員で保護者へ連絡しました。
最後の子が、無事保護者に引き取られていった時、時計の針は、5時を回っていました。
教室に戻った職員が目にしたものは、今まで見たことがない光景でした。
子どもが誰もいない教室・・・。ロッカーにはランドセル。机の上に開かれたままの教科書やノート。
外履きが残る下駄箱・・・。異様でした。子どもたちは手ぶらで、そして上履きのまま帰ったのです。
万が一を考えての措置でした。幸い誰が死んだわけでもなく、けがをしたわけでも当然ありません。
しかし、あの日の出来事、激しい揺れ、余震、子どもたちが引き取れらた後の学校の光景・・・は
私の脳裏にこびりつき今も離れません。東日本大震災は、私にとって決して人ごととは思えない
日々を過ごし8年の歳月が流れました。平穏な日々が続きますように、と祈ります。