本 校 の 教 育
はじめに
私たち教職員は、公教育に従事する者として、その使命を自覚し、保護者や地域住民の期待や信頼に応えるべく、一日一日を大切に全力で職務を遂行します。また、人間尊重の精神を基調として、生徒一人ひとりの個性を大切にし、規範意識を育み、民主的な社会の形成者として必要な資質を備えた生徒の育成に努めます。
急激な社会変化による予測困難な時代に、これからの教育は、生きて働く「知識及び技能」の習得、未知の状況に対応できる「思考力・判断力・表現力」の育成、学びを人生や社会に生かそうとする「学びに向かう力・人間性等」の涵養が育成すべき資質・能力となります。 基礎・基本の習得は勿論、生徒が自ら考え主体的に学習に向かい、課題を解決する力や個性を生かし多様な人々との協働を促す教育や思いやりの心など豊かな人間性を育成することが求められます。たくましく生き抜くベースとなる健康や体力の育成と合わせ、今日的教育課題を念頭に置き、創意と活力に満ちた教育活動を展開し、知・徳・体の調和のとれた生徒の育成に邁進します。
1 校訓 令和7年度 竜王中グランドデザイン
「 自立創造 」 ※創立30周年記念事業(昭和63年)で制定
2 学校教育目標
- 自ら学ぶ生徒
- さわやかで心豊かな生徒
- たくましく生きる生徒
3 生徒の努力目標
◇授業に真剣に主体的に取り組もう
◇さわやかな挨拶を交わそう
◇心身の鍛練に根気強く取り組もう
◇将来の夢や希望にむけて努力しよう
◇思いやりの心を育てよう
4 本年度の指導重点
(1)創甲斐教育推進大綱の「学校教育指導方針」のもと、竜中教育を推進する。
(2)学習指導(生徒主体の授業への転換)
多様な他者と協働したり、自ら自己調整したりして学習を進めていく「生徒主体」の授業への転換を図り、一人ひとりの興味や関心にもとづいた学びを実現する。
①一人ひとりの能力や適性を適確に把握し、個に応じた指導法の工夫・改善に努め、基礎的・基本的な知識・技能の確実な定着を図る。(ICTを活用した授業づくり、個別最適な学びの充実)
②生徒の意欲や体験的な活動を重視し課題を解決するために必要な思考力・判断力・表現力の育成に努める。(主体的・対話的で深い学びの実現、協働的な学びの充実)
③教科への興味関心を高め、学習意欲を引き出し、家庭学習に自主的に取り組む生徒を育てる。(家庭学習と授業の連動)
④「主体的に学習に取り組む態度」を育てるための評価の工夫。(学習の振り返り 行動観察 単元全体の振り返り)
(3)生徒指導
①「凡事徹底」を心がけ、規範意識を育み、基本的生活習慣の確立を図る。
②生徒一人ひとりを適切に理解し、好ましい人間関係を構築する。
③学校、家庭、地域、関係機関との密接な連携による生徒指導を推進する。
④新たな不登校生徒を出さないため、魅力的な学校づくりと迅速・適切な初期対応を行う。
⑤いじめの未然防止、早期発見、早期対応に全職員が共通理解のもと取り組む。
(4)道徳指導 …「道徳的価値の自覚を促し、道徳的実践力を育てる」
①多様な他者を尊重し、思いやりの心をもち、認め合い励まし合う態度を育てる。
②自立心や自立性を高め、規律ある生活をしようとする態度を育てる。
③教科としての道徳授業の改善に努め、道徳的実践力の向上に努める。
(5)特別活動
〈学級活動〉
・望ましい学級集団づくりを通して、よりよい人間関係を築く。
・一人ひとりが役割と居場所のある学級づくりを進める。(所属感と自己有用感)
〈生徒会活動〉
・学校生活を楽しく充実したものにするため自治的集団活動を展開する。
・生徒の自主性、協調性を育成し、生徒相互の人間関係づくりを進める。
・校内、地域のボランティアを奨励し、母校、地域に貢献する態度を育てる。
〈学校行事〉
・学校生活をより豊かにする体験的活動を展開する。
・生徒自らが主体的に取り組み、集団の質の成長を目指す。
・合唱活動を推進し、明るい歌声が響き合う学校づくり。
(6)保健・安全指導
①心身の健全な発達を図り、衛生的な環境づくりに努める。
②学校事故の防止、交通安全指導の徹底に努める。
③自他の命の大切さ、安全意識の向上について、計画的・系統的に指導し、自ら災害や危険から 身を守る態度を養う。
(7)給食指導
①給食指導を通して、食に対する知識や態度を身につけさせる。
②望ましい食事マナーを身に付けさせる。(服装、配膳、片付け、あいさつ等)
(8)情報教育
①1人1台端末によるICTの効果的な活用。
②SNSやネット利用、スマホ使用時間など情報リテラシーについて学習する機会を持つ。
(9)国際理解教育
①諸外国の歴史や文化等について理解をすすめ、我が国の文化や伝統を尊重する態度を養う。
②キオカック(アメリカ)、タラマラ(オーストラリア)との国際交流を進める。
(10)環境教育
①環境美化、環境保全、資源の有効活用などについて、主体的に考え行動できる資質を養う。
(11)特別支援教育
①特別支援学級担当者相互、他の教職員、保護者及び関係機関との連携を進め、特別支援教育への共通理解を図る。
②個々のニーズや困難さに応じた指導内容や指導方法を工夫し、個別の支援を充実させる。
③自立心を養い、交流や共同学習の場面を通して円滑な人間関係を築けるよう育てる。
(12)読書教育
①心を豊かにする読書教育を積極的に行う。
②授業で図書館の活用を進める。
(13)保護者・地域との連携
①学級・学年・学校だより等の発行、学校ホームページによる情報発信に努める。
②安心安全メールを効果的に活用し、必要な情報発信を行う。
③保護者・地域の願いを把握し、地域に根ざした教育の推進を図る。